9/28/2008

その他のプラゴミは焼却すべき

 東京都でゴミの収集方法が10/1より変わる。その主目的はプラスティック類を不燃ゴミから可燃ゴミあるいは資源ゴミに移行させることにより、埋め立て処分地の延命を図るものだ。歓迎されるが、以下の問題点が残る。
 プラスティックの資源ゴミは現在、ペットボトルと白色トレイの店頭回収が義務づけられ、うまくいっている。他の容器包装でリサイクルマークがついているものの扱いは、今回から資源ゴミになるため、汚れを洗い中身の見える袋に詰めて出すことになる。問題なのは、洗浄のための水利用増加と新たに必要となる袋が資源の浪費になることだ。
 都(各区)の説明では、洗浄には食器洗いの残り水などを再利用する、とあるが、洗い桶に残った水を利用する芸当はできない(どのように洗うのだろうか?)。プラスティックの種別ごとに分ける必要はなく(これは主婦にはよいことだが)ひとまとめにして袋に入れてよい、としている。そうなると、資源回収先で人力選別が必要で、大変な労力が浪費されることになる。
 ペットボトルとトレイでプラゴミの大半を占めるのではないだろうか?それらだけをリサイクルすることで、ゴミ問題は「大体」片付く。この「大体」という考えが大切だ。容器包装リサイクルという言葉だけが一人歩きし、すべてを対象としようすることで全体がうまくいかない、とすれば「重箱の隅を突っつく」ことになりはしないか。

0 件のコメント:

コメントを投稿