8/27/2008

南オセチアとコソボ、EUとロシアはダブルスタンダード

 ロシアがグルジア共和国内のアブハジア自治共和国、南オセチア自治州の独立を承認したことで、欧米諸国の反発を受けている。20世紀末にソビエト連邦が崩壊し、ロシア他の共和国などに分解したが、その一つのグルジア共和国内にも異民族の自治州など(自治共和国の名も)が存在していた。ロシア連邦共和国内にも北オセチア共和国あるいはチェチェン共和国など問題の自治州などがあるからお互い様だ。
 類似で、ユーゴスラビアが崩壊したあとのセルビア共和国内にもコソボ自治州があり、コソボの一方的な独立宣言をEUなどは承認している。
 チベットは中華人民共和国内に留まり、大幅な自治権が与えられればよい、としている。前記の例で言えば、自治国でもよい、ということだ。
 民族自決だと、民族毎に乱立モザイク小国家となってしまい、国家としての最小規模を下回るなど不都合だ。ある程度のまとまりで多民族でも国家を形成していく共有認識が欲しい。

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