5/08/2008

廃プラは可燃ゴミ(東京都区部)

東京23区内は東京二十三区清掃一部事務組合がゴミ処理の仕事をするようになった(以前は都の清掃局)。画期的なのは、廃プラスティックを不燃ゴミとして埋め立てるのでなく、20年度から可燃ゴミに区分し直し、焼却処分することになったことだ。
廃棄物の減量の基本は守る。ペットボトル、トレー、他の容器プラの資源ゴミの収集は続け、それ以外を可燃とするのだ。
燃やす場合にダイオキシンなどの有害ガスが心配されていたが、新型炉への転換が進み、高温焼却(800度C以上)するのでダイオキシンの心配はない。むしろ、カロリー不足の他のゴミと混焼すると効率がよくなる。
不燃ゴミの氾濫は埋め立て処分場の寿命をより縮める。燃焼後の灰にすれば、容積1/10になり延命が図れる。資源化のあてがないのに資源ゴミとして収集された廃プラが無惨に山積みされているのを見た。これらは、製鉄高炉のコークスの代わりに使うか、セメントキルンの燃料となる。結果、燃やすことになる。せっかく資源化のため分別したものが可燃ゴミになっていくのは、無駄で、分別作業した主婦の努力をないがしろにする結果となる。

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