1/10/2008

地球温暖化でよくなること

地球温暖化で地球環境が悪くなることを列挙し悲観的になっているが、良くなるものもある。
良悪比較考量しなければ、片手落ちになる。

極地の氷が溶けて、とくに、北極の生態系が破壊されるというが、開水面ができ航路(北西航路)が新設されれば、世界の物流に革新をもたらすと言われている。横浜からロンドンへは16,000kmとなり、現在のスエズ運河経由より5,000kmもの短縮になる。これは省エネともなり、温暖化ガスを最も合理的に削減できるという皮肉な結果になる。

文痴が考えるのは、ユーラシア、北アメリカの極地が人の住める土地になる、ということだ。南極は隔絶された大陸だが、北極海沿岸は既存の大陸の続きだから、利用価値は大きい。農作物の北限が広がるから、世界の食糧事情が大幅に改善され、最貧状態の人々へのなによりの福音となるのは間違いない。
以上のように、良くなることの方が悪いことよりも多いのはすぐ分かる。

ちなみに南極はいくら温暖化しても高地(数千メートル)だから、まだ零下の状態で、農産物がとれるようにはならない。北極の海氷は溶けても海水面の上昇にはつながらない。シロクマだけが割を食うに過ぎない。(このテーマ続く)

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