8/06/2006

東アジア三カ国の不適切な関係

韓国は実効支配している竹島の領有問題をことさらに荒立てようとしている。日本が実効支配している尖閣諸島に対しては日本は音無しなのと対照的だ。
韓国は、領土問題の対処を間違えているのではなく、日本の過去の植民地主義の落とし前をつけようとしているのだ。
中韓両国は、日本の総理大臣が自国内の戦争犠牲者慰霊施設に参拝するのに抗議している。小泉首相は慰霊に際し、好戦でなく(当たり前だが)、不戦の誓いをたてている。内政干渉そのもののこの抗議は全く不当で無意味なものだ。

中韓両国の日本へのこのような態度は明らかに合理的でない。しかし、これに対するに、日本にもおかしな態度が見られる。それらがこの三国間の「不適切」な関係になっている。

日本は中韓の不当な対応には断固反発すべきなのだ。
靖国神社への参拝には「適切に判断する」、と曖昧に言うのでなく、中韓両国は不当にも日本の首相の心の問題に干渉しているが、私(小泉)は断固参拝する、何月何日に、と明言すべきだ。
行くような行かないような曖昧な態度をとられたら、中韓の指導者は生殺しの状態に置かれてしまい、そのうえ参拝されたら両国民に対して面子を失う。はっきり言った方が、両国の国内政治的にはうまく収められる。

中曽根首相(当時)が胡耀邦総書記(当時)に対する惻隠の情で不参拝を決めたのは、中国的常識からいったら、要らぬことだった。惻隠の情など日本人にしか通用しない。

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