6/05/2006

宅配便が社会に不経済

駐車禁止が厳格化され、困っているのが、宅配便のトラックとか。
街で見かける宅配便トラックの配達行動は、止めやすい路上(駐車)地点をベースに、近所の配達先(複数)に手押し台車で小運搬している。配達先までいちいち車を移動したら、ガソリンも食うし、渋滞の元ともなり、合理的でない。
しかし、道路をデポ(物流拠点)のようにするから出来ることで、外部(社会への)不経済の典型だ。

トヨタのカンバン方式も部品メーカーから日々必要分だけの供給しか受けない在庫ゼロ方式に特徴があるというが、小口運搬になり、場合によっては道路渋滞の元となる。これも、道路を倉庫代わりにする(との自慢話は)犯罪的である。組み立て工場にも受入部品の倉庫が必要だ。

宅配便が安価で便利なのは、一つの要因として道路の公共性を私用に蚕食していたからだ。
この駐車禁止厳格化の機会にある程度高価になって、それでも宅配便がよいのか、再検討すべき時に来ている。
トヨタの車が安いのも同じで、膨大な利潤を蓄積するのでなく、一部を公共のための行動是正に使用したらどうか。

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