3/11/2016

マスコミの「無難」体質

3.11五周年の今日、TVは地上波各局(Eテレを除き、また一部のBSも)特集で埋め尽くされた。他の番組を見たい視聴者には最悪の日となる。既視感があるのは昭和の終わりの大喪の日と二年ごとのオリンピックの期間だ。新聞はそれらで埋め尽くされても全面ではないので、無視して好みのニュースなりを探して読むことができる。

TV局は多数あるのだが、横並びの体質がある。無難な番組編成にしておけば問題ないという。いま、安倍内閣との距離感が放送法の中立原則から問題となっているが、これも政治的立場と言うより以上の無難の態度の現れだ。

週刊文春などの週刊誌がいまはTV、新聞に代わって真実を余すことなく伝える媒体となっている。しかし、週刊誌も誤った真実を伝えてしまうことも多く、裁判で多額の賠償金をとられることがある。そこで、老練な従来からのマスコミはあらかじめそれらの損失を出さないように「無難」な内容を伝えるようになったのだろう。

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