3/03/2024

政倫審は時間の無駄

ある自民党の衆院議員は「政倫審をしても新しい内容が出ないことは、みんなの共通認識。あまり興味がない」と突き放したように話しました。(読売TV)

 新しい内容がでないどころか、ボロも出ないことは明らかだ。なにしろ、自民党の疑惑議員は検察の捜査で、任意でも取調べを受けている。その厳しいやりとりが政倫審での予行演習になっているからだ。検察の取り調べ記録は起訴されない限り公開されない。国会でもそうなる。国会議員と言えど、プライバシーはある。政倫審でそれを押して聞いても「答えない(はぐらかす)自由」はある。

 そもそも政治家が政治家を審問するのは危険だ。政争になるからだ。さらには審問する側の技術も備わっていない。言い逃れに有効な対抗能力がない。なにより時間の無駄だ。1ヶ月の予算委期間をこの裏金問題で消費したら、予算のほうが審議不十分になるのは野党の責任だ。

 私が疑っているのは、野党は膨大な予算案に対し十分な把握ができていないので、やむなく政府攻撃の予算無関係な質問に時間をつぶしているのだろう。この点で、指導力を発揮しない予算委員長を解任する動議は意味がある。

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