7/28/2006

米国産牛肉を食べる自由

米国産牛肉の再々輸入がはじまろうとしている。
日米両国で議論していたのは、BSE検査体制(検査精度)の問題だが、国民には関係のない話だ、米国産牛バラ肉が売りの吉野家の牛丼を愛好している人にとって。「安心」を完璧にはしなくても、安さ旨さを優先する日本人もいる。アメリカ人はその程度の「安心」でもよいとしている。

「安心」にこだわる人は、輸入されても買わず食べなければよい。世論調査でも過半の人がそのようだ。売れなければ、米国牛肉業界も日本向け「安心」対策を考えるだろう。それが消費者の選択の自由というものだ。

BSE騒動の初期に、欧州では各国内用に禁止された肉骨粉飼料を輸出向けにして、日本国内でも狂牛病の原因となった。このような理不尽な危険を国境で食い止めることこそ必要だ。
農水、厚労省は働くべき対象を間違えている。

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