12/02/2016

「ばい菌」のいじめは科学者の責任だ

福島県から他県に転校した小学生が「ばい菌」だと同級生からいじめられているという。

ばい菌、というのは被曝(したおそれのある)者から放射能がうつる、という非科学的迷信にすぎない。なぜこのような民間信仰的なことがはびこるのだろうか。

放射線の専門家である原子力関係の科学者の責任は重い。科学者がはっきりと「根拠がない」と言えばこのようなことが子供にまで広まるはずはない。子供は親から聞いて言っている。親は分別があるので、権威があると信じる一部の専門家が示唆しなければ子供にまでは教えないだろう。

科学者はわからないことはきっぱりと「わからない」と断定すべきだ。安全側に身を置いて「恐れはゼロではない」とは一般人に向けて言うべきではないだろう。

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