7/07/2021

危険なところを取材してこそマスコミだ

災害(災害中でも復旧中でも)でのTVマスコミの現場からの実況に決まり文句がある。「 安全は十分確保してお伝えしています」という枕詞がつく。

放送局の人も被災する可能性があるから、私も見ていて十分そうして欲しいとは思う。しかし、わさわざそれを断り文句として添える必要はない。何よりも自分のことで、警察などの規制ラインの先にはマスコミと言えど安全のために立ち入れない。視聴者も見れば一目瞭然でそれは理解できる。

これは放送局内の自主規制ではないのか?それとも視聴者で文句を言う人がいるのか。

マスコミは事実を伝えるためなら少々危険なところにも行って、取材とか撮影をして、真実を世界に知らせるという使命感がある。ところが、紛争中のシリアにはフリーのカメラマンに任せて、放射線被曝の危険がある福島第一発電所付近には決して近づかないようにしてきた。全くリスクはとらないでマスコミの使命は果たせるのだろうか、甚だ疑問だ。

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