2/29/2020

政府の休校要請での地方の対応それぞれ


(石垣島の石垣市中山市長は)政府の要請については「感染拡大を抑える意味で適切な対応と評価できる。石垣市の方針は島の実情を考えた上で判断した」とした。(八重山毎日)

 保守系紙の八重山日報ではないが、正確に伝えている。

 そのうえで、中山市長は保守系ではあるが、政府の「要請」と学校管理者の法的権限との関係をよく理解して、離島という地域の実情からの判断をした。

 全国でこの休校に関し発言した首長のなかにはまずは法律を知らない(よくあることだ、下の役人は当然知っている)、また、この機会で注目されるなか政治的発言に便乗している「政治屋」がいることは日本の地方自治のために悲しいことだ。首長はまずはその行政機関の長である、を忘れずに。
Y-MAINICHI.CO.JP
 新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、政府が全国の小中学校、高校や特別支援学校を3月2日から春休みまで臨時休校とするよう要請したことを受け、石垣市、竹富町、与那国町の教育委員会は28日、それぞれ臨....

2/25/2020

無観客スポーツ大会の勧め


大相撲は過年の八百長疑惑の時は(自罰として)無観客場所を開催した。この春場所も無観客で興行したらどうか?ファンの大部分はTV桟敷だ。入場料収入が得られなくなっても一場所だけだったら仕方がない。

 これからのすべてのスポーツもTVだけの視聴とするのが時代先進的だ。臨場感を得られるような音響などの技術革新があってよい。映像はすでに4Kで現場と遜色ない。

 オリンピックももしその時までにコロナウイルスが沈静化していなければ、無観客でもよい。選手だけは世界から来てもらい、観客の来日はなしとするのだ。
WWW3.NHK.OR.JP
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、日本相撲協会の事業部長を務める尾車親方は来月、大阪市で初日を迎える大相撲春場所につ…

2/19/2020

完ぺきな水際作戦は無理だ


クルーズ船下船客は無症状陰性(擬陰性かもしれないので)でも14日間の隔離を要するのだったら、航空便で中国からはじめ入国客の検疫も同様の扱いにしないと整合性がとれない。入国前にクルーズ船同様の危険な感染環境にいたかもしれないからだ。

 この新種コロナウイルスの性状に鑑みて、ここはそれらの完全な水際作戦が当初からとれないことを前提に考えるべきだ。100%は防げないという前提で、その漏れは国内感染予防対策をより充実させることで埋めるべきだ。

 先年の新型インフルエンザはいまは他のインフルエンザと同様の扱いとなっている。この新型コロナによる風邪も来シーズン以降、他の風邪を引き起こすウイルスと同様になるかもしれない。致死率が極端に高くならない場合はそうだ。
チャーター機に乗った女性は同紙(NYT)に「(帰国者に感染者がいることを)上空に至るまで知らなかった」と説明。同紙は「(帰国者は)12日間船に閉じ込められた後、必死に避けてきた病原体の保有者と飛行機を共有することになった」と報じた。(八幡氏)
 これが追加して14日間隔離の理由だ。ヤレヤレ、これで感染する米国人が出てきたら、骨折り損のくたびれ儲けだ。各国とも中国と同じ錯誤の連続だ。

2/10/2020

中国が発祥国であることを示す名称を

WHOの新興感染症対策部門を率いるマリア・ファン・ケルクホーフェ(Maria Van Kerkhove)氏は「多くのメディア報道が、今もなお武漢や中国を使って呼んでいるのを皆が目にしていると思う。われわれはしっかりと汚名を着せないようにしたい」と述べた。(ニュースより、下記リンク)

生きた野生動物を市場で扱うことにより中国の各地(香港、武漢)は世界的流行の感染症の発祥地となってきた。これを教訓として将来の中国の施策としてもらわないとまた同じことが繰り返される。疾病の名前に発祥地を冠する意味はそこにもあり、汚名を着せるためではないと思う。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200209-00000031-jij_afp-int

2/06/2020

中国政府のただ一つの役割は秩序回復


中国政府は、武漢市内に昼夜問わずの突貫工事によって、わずか10日で新型肺炎専門の病院を作り上げた。そこには「中国全土から1500人の軍の医師が集結する」という。中国のすばらしさを見せつけるように、報道もこの対策事業を喧伝している。だが、これもそうしなければならない事情があったからだ。(記事より)

 食料とする生きた動物とともに生活する中国人の習慣は今に始まったことではない。冷蔵庫のなかった昔は完全にそうだったことは推測できる。昔からパンデミックの感染症は繰り返されたに違いない。

 その昔からの各王朝の滅亡理由は、まずは伝染病の蔓延による社会の混乱から始まっているのではないか?それをうまく処理できなけれ中国共産党という何番目かの王朝も滅びるだろう。

 だから、独裁強権で人の移動を制限し、また、自由な報道を禁じてデマの拡散を防ぐ、などしてでもこの危機を乗り切る。政府もその本来任務で強権発動するが、人民もその成否の行方(政府に能力があるか)をじっと見ている感がする。つまり、歴代王朝に支配されてきた中国人民はその権力が社会の秩序を取り戻せるのかをじっと待って、「政府に力があるか」の判断にしている。政府を倒すのはその判断次第だ。報道などの自由は二の次だろう。