7/26/2023

冷房という人工環境でしか生きられない人類

酷暑の夏、とくに高齢者はエアコンにより最適温度下で暮らすようにと言われる。昼はリビングの冷房、夜も寝室は冷房だ。全ては電気などで動くので、電気の文明でないと生きられない。生の大気からは隔離された生活で、まるで、火星にいるようだ。

その電気は現在のところ、火力発電と一部原子力発電とで大部分が供給される。再エネ電気は貯めることがほとんどできないので、頼りにはならない(できるようになるのはいずれ、だ)。その火力はCO2を出して地球をさらに暑くする(ヒートポンプの冷房も戸外を暑くする)。大いなる矛盾でないか?また、原発は放射能漏れが心配だ、という。でも酷暑の熱中症で死ぬ確率はもっと高い。

総合的に考えて、短い命をより長らえるのは、火力と原発の文明の方だろう。子孫の地球の環境を考えるより、とりあえずはこの酷暑でサバイバルする方が先だ。政府も放送局も電気をケチらずに冷房を使え、とアドバイスしてくれる。

7/21/2023

高齢者とキャッシュレス化

キャッシュレス化が進まないのは、高齢者が現金指向なことがある(地方部もそうだ)。

本日、種々の会費支払いに郵便局に出向いた。会費請求元からは郵便局振替票が同封されていて、いずれも手数料負担は請求元が負担するものとなっている。ただし、郵便局窓口で振替金額そのものを現金で支払おうとすると、その手数料110円が依頼人(送金する人)にかかってしまう。そこで私としてはこの金額が惜しいので、郵便貯金通帳から「口座払い」してもらい、手数料負担を逃れることができた。(ATM機械でもできる)

キャッシュレス化を国民全体の運動にするには、この郵便局の塩対応がふさわしい。高齢者は年金暮らしのカツカツ生活なので、この手数料惜しさに、キャッシュレスが日常となるだろう。なお、塩対応に国民の反発を回避できているのは、郵便局が民営化した効果だろう。一銀行あるいは民間会社に文句は言えない。

7/18/2023

マイナポイント狂騒曲からマイナポイント詐欺へ

デジタル弱者にもマイナカードの登録とひも付けを奨励するためにマイナポイント(総額2万円分)を「エサ」とするから以下のように不都合が生じた。

①マイナポイントが欲しいので、役所に行って、まずはマイナカードを作成、そして、ついでにマイナポイントゲットの手続きもお願いする(窓口職員は断れない)

②役所の職員は次から次へとこの手助けをしなければならないので、操作PCのログアウトをつい怠ってしまう(これは職員のミスだ)。

③デジタル弱者はポイントをゲットしたのでそれで満足してマイナカードのほうはお蔵入り。

④デジタルに弱いので、マイナカードにまつわるミス(そもそもは職員に頼んだので)報道に怖くなる。

⑤マイナポイントさえもらえば、あとは、お蔵入りしているマイナカードは返納するのに抵抗はない。

以上の行為はマイナポイント詐欺と言えないだろうか?マイナカードを愛用し続けないとマイナポイントをもらう資格はないと思うが。

7/12/2023

風評退治には愛用

福1からのALPS処理水には除去できないトリチウムが含まれてしまう。科学的には無害と証明されているが、これだけ報道されると「風評」による福島海産物の忌避、あるいは、価格の低下という被害が生じてしまう。

風評を政府挙げて克服する必要がある。それには報道で対抗するしかない。例えばだが、政治家が福島海産物を食してみるパフォーマンスだ。これが報道されれば、不安に起因する風評はなくなるだろう。過去にも菅直人首相(当時)がかいわれ大根を食べてみた姿が報道された。

福島漁民が心配している風評は市場での価格の低下だ。いま、福島沖の常磐もの海産物はブランド化して逆に高価格となっている。これがトリチウム水を理由として買いたたかれてしまう。これを防ぐには消費者が買い続けることしかない。

私は福島に縁があるので、福島の米と日本酒を愛好している。なかなか美味しいものだ。全国の消費者が、福島を応援するのは山々だが、買って食べるのまではどうか?と躊躇するようでは福島のためになっていない。福島に寄り添う、とはそこを克服する勇気のことだ。単に福島の人々に優しい声をかけるだけではない。

7/11/2023

異常気象なんでも地球温暖化?

パナマ運河の水位低下の原因は、ヨーロッパでは地球温暖化による「降水量の減少」にあると報道されている(記事より)

異常気象(気候)現象をすべて地球温暖化に帰するのはどうなのか?この先、地球が温暖化するとして、それは地球平均の気温のことだ。地球各地の気候(降水量も)は全球(大型計算機)モデルを使って理論的に推測できるだけだ。それが正しいかどうかはその年代になってその土地で気象観測しなければわからない。

パナマではいま少雨、日本では異常降雨、という計算結果でも、その原因がこれまでの地球温暖化だけかはわからない。ペルー沖のエルニーニョ、ラニーニャ現象が原因である可能性が大きい(この記事のように地域での人為原因も)。地球上の異常気象現象をなんでも地球温暖化に結びつけるのは科学的には「思考停止」になる。

なお、パナマ運河に支障がある場合は、運河に平行して太平洋側と大西洋側を結ぶ鉄道がある。わずか77kmの「大陸横断」鉄道だが、両端の港で船舶から(へ)積み替えれば運河の代替となる。1914年の運河開通時にはこの鉄道が既にあって、貨物量が少なくなる補償がなされたそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6904c589dd5a7c48da69d0a7ddc2d35d34e3d504?page=1