7/26/2023

冷房という人工環境でしか生きられない人類

酷暑の夏、とくに高齢者はエアコンにより最適温度下で暮らすようにと言われる。昼はリビングの冷房、夜も寝室は冷房だ。全ては電気などで動くので、電気の文明でないと生きられない。生の大気からは隔離された生活で、まるで、火星にいるようだ。

その電気は現在のところ、火力発電と一部原子力発電とで大部分が供給される。再エネ電気は貯めることがほとんどできないので、頼りにはならない(できるようになるのはいずれ、だ)。その火力はCO2を出して地球をさらに暑くする(ヒートポンプの冷房も戸外を暑くする)。大いなる矛盾でないか?また、原発は放射能漏れが心配だ、という。でも酷暑の熱中症で死ぬ確率はもっと高い。

総合的に考えて、短い命をより長らえるのは、火力と原発の文明の方だろう。子孫の地球の環境を考えるより、とりあえずはこの酷暑でサバイバルする方が先だ。政府も放送局も電気をケチらずに冷房を使え、とアドバイスしてくれる。

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