6/30/2019

無理な避難をしなくても

避難のきっかけを作る「避難スイッチ」という考えには同感だ。(NHKスペシャルより)

 放送では、それでも避難しない人が半数残る。自己責任だと言えばそうだが、遅ればせながら避難しようにもできない周りの状況・時間帯があるかもしれない。自宅にとどまって難を逃れる方法が足りない。

 土砂災害防止法では危険地域での建築は鉄筋コンクリート造りが義務づけられている。だったら、浸水地域では二階建て以上(身体不自由者は二階以上に起居)、津波危険地域では五階建て以上、などにすれば人命が失われることは皆無だ。

 昔に比べて進歩した建物の技術があるので、無理な避難をしないで(垂直避難で)災害を防ぐことができる。

6/28/2019

歩き飲食の禁止を


なぜツーリストがレジ袋を公園に持ち込むのか。それは、奈良駅から春日大社、東大寺にアプローチする途中の商業施設や周辺の小売店で物を買ってしまうからだ。(姫田氏)

 レジ袋を有料にしてもマイバッグをツーリストが持参するはずがない。裸で食品を持ち歩くわけにはいかないから、有料化でもレジ袋はなくならない。

 それよりも歩きタバコを禁止(吸い殻をポイ捨てされるから)する理屈で歩き飲食を禁止したらどうか?飲食は店内あるいは無料休憩所内で、そして、残ったごみはそこでゴミ箱へ、という条例制定だ。

 ヨーロッパ旅行したとき観光バスのなかでは飲食禁止の注意を受けた。きれいに食べればバス内を汚さず良いのだろうが、そうでない場合もあるので全員禁止、というわけだ。これと似ている。

6/27/2019

環境配慮行為に課税する悪の消費税

ビールびん保証金制度はびんがごみにならずにリユースされる模範的なものだ。ところが、ビールを買うときにびんの保証金5円を含んだ代金の全額に消費税がかかる。つまり、びん代は5円でなく5.4円なのだ。それで、空びんを返却すると5円が戻る。つまり、この「美しい」行為に国は0.4円を徴収する。
デポジット(預かり金)なのだから無税が当然だ。
 ついでに言うと、ビールには酒税が含まれる。その酒税にも消費税がかかる。酒税を払うことは消費だ、なんて!!

6/26/2019

日米安保の正確な理解が必要

トランプ氏は2016年の大統領選中に「日米安保条約は不公平」と発言。(ニュースより)

 改正の1960年当時に遡っても日米安保は米国にとって片務・不公平だった。さらにはそれからの60年間の米国の傘のもとの平和を享受した我が国の利益を考えたら60年安保反対闘争とは何だったのか空しい(三原議員風には「恥を知れ」)。いまそれをトランプを始め米国民が気がついた。ホルムズ海峡の日本船安全確保に自衛隊が出動することは地球の反対側のことだと言っていられない(米本土への攻撃まで自衛隊の出動は求めないだろう)。

6/19/2019

LIMEXはSDGsにはならない


家庭から排出されるLIMEXシートの分別方法は各自治体の規定に従ってください。一般には、LIMEX同様の特性を持つ製品は「燃えるゴミ」として扱われています。(下記LIMEXのページより)

 神奈川県庁が奨めるLIMEX紙製品の使用だが、脱プラスチックを謳うにしては「石灰石約0.6t〜0.8t、ポリオレフィン樹脂(ポリプロピレンなど)約0.2t~0.4tで、紙の代替製品がつくれます」ともある。20〜40%のプラスチック成分があるが、それらは焼却処分ができるとしている。だったら家庭ごみから出るレジ袋などのプラスチック製品廃棄物も「燃えるゴミ」だ。

 いまSDGsに必要なのはこれ以上の廃棄物を生み出すことになる製品の氾濫を押さえる(リデュース)ことで、プラスチックでの代替新製品を開発することにより便利さを追及するより、紙が必要ない社会の構築だと思う。

TB-M.COM
LIMEX(ライメックス)は、石灰石からでき、紙の代替製品となります。地球の水・森林資源問題に貢献し、使いやすさは普通紙以上。印刷も可能であり…

6/03/2019

全体主義の足音が聞こえる

全体主義とは異論を許さない社会のことだ。戦前の大政翼賛会設立で議会政治・民主主義は終わった。議会の機能は国民のあいだにある多様な意見を政治に反映することで、それが民主主義そのものの定義だ。

最近の丸山穂高議員と桜田義孝議員(前大臣)へのバッシングを見ると異論を言うことさえ許さない、という危惧を感じる。もちろんだが「戦争しなければ還ってきませんよ」という意見には反対の人が大多数だろう。でも反対だからと言って、発言を許さないのではかえって全体主義そのものになってしまう。全体主義は(危険な)異論が発生するからではなく、異論を許さない風潮から始まる。

国会議員は700人もいる。それらの代議士がすべて世論迎合の同じ論しか言わないのなら、それこそ議員定数を大幅削減したほうが合理的だ。敢えて異論を挟む勇気が選良には求められる。その意見が選挙民に拒否されれば次回の選挙で落選する。

議会政治が終わる、と前述したが、中国と北朝鮮にも議会はある。でもそれらは謂わば我が国の大政翼賛会の仕組みであって、議会政治とは言えない代物だ。中国北朝鮮のようになっていいのですか?