3/29/2023

visit japan webでの帰国

外国から帰国の際に必要なCIQ(税関、入国審査、検疫)の手続きがスマホでのvisit japan webで可能となり、スピードアップなど合理化がなされている。昨年の秋まではMySOSの検疫手続きだけだったが、今回の帰国では入国審査と税関も加わった。

検疫(厚労省)では事前(出国前でも)のスマホ登録で所定のワクチン接種記録証明書を読ませて審査を済ませておき、到着空港ではその青色画面を見せるだけだ(これはMySOSの時と同じ)。

入国審査(法務省)はこのスマホシステムでなく、以前から日本人に限った自動化ゲートだ。パスポートの写真ページを読み取って、機械の前の本人と一致するかのAI審査だ。外国人の入国には適用できず、長蛇の列になっていた。

税関(財務省)は今回初めてだ。あらかじめ申告内容をアップしていて、そのQRコードを税関の自動化ブースで読み取らせ、変更を訂正のうえ、税関職員の前を素通りできる。

これら三省にわたる入国時業務をデジタル庁がまとめて成し遂げた。日本では画期的なことだ。私の見積もりでは、いずれは顔認証だけで、マイナンバーと紐付け、マイナンバーシステムに出入国審査項目予定を入れておけば、空港の廊下は事実上の「顔パス」で通過できるようになるだろう。

3/27/2023

マスクは強固な習慣のまま

マスクが個人の判断になって二週間、花見に1人散歩に出た。 1人だから、しゃべることはなく、マスクはしないで出かけた。リスクは鼻からの吸気での感染だけで、こちらからエアロゾルを出すことはない。平日の街は閑散としていて、行き交う人のマスク装着率はおよそ90%だ。

ノーマスクを指弾する視線はない。それでもマスクが多いのは、三年間で「強固な習慣」化したのだろう。マスクを続ける理由は様々だろうが、今までしてきたからこれからも、という習慣が大きい。

小泉政権の時のノーネクタイ騒動と似ている。サラリーマンがネクタイで出社するのは習慣からしかない。時の総理が「ノーネクタイ以外は抵抗勢力だ」と宣言したので、ネクタイなしに移行できて、それは今も続いている。今の都知事が環境相時代にクールビズを唱えたからではない。

清朝時代に辮髪が漢人にも普及した。日本統治時代の朝鮮で創氏改名が流行った。これらは強制ではなく、社会の習慣と化したからではないか?

3/02/2023

片方だけがマスクでも感染防止に

コロナ2019が第5類になる予定で、そのときは「マスクは個人の判断で」となる。社会的に問題が怖れられるのは、マスク派とノーマスク派が混在する場面だ。個人の自由だからいいではないか、とはならない。

マスクの効果は感染者から被感染者へのエアロゾルを遮断することにあるが、片方だけがマスクしている場合でも、90%位は遮断する。両方がマスクの場合は1-(1-0.9)×(1-0.9)=99%の効果だ。いずれでも感染者が感染初期の二日間程度の感染させやすい時期にあることが条件なので、リスクとしてはかなり低い。かなり低い片マスク状態とそれよりも低い両マスク状態では違いはあるものの、リスク判断としてはほぼ同等のものとして了解できないだろうか?

つまり人と人とが会うときにマスクの人はそれで自己防衛がかなりできているとして、相手がノーマスクでも了解する、これがコロナ後の社会の在り方だ。それが許せないとするマスク派の人がいると、日本人の相手に協調する性格からして、マスクを外せない社会が続いてしまうだろう。

いままでのインフルエンザが流行ったときでもそのようなマスクの着脱を双方許容する社会だったと思う。風邪気味の人と風邪をうつされると困る人がマスクをしていた。