1/26/2020

日本人記者こそ現地入りを


中国のニュースサイト澎湃新聞は23日、肺炎の疑いと一度診断されながら、武漢市の指定病院5カ所で「病人が多過ぎ、病室もない」などと再診を拒否され、自宅療養している市民の話を伝えた。隔離治療を受けられない患者が自宅に戻り、さらなる感染拡大を招いている可能性もある。(時事通信)

 マスコミの使命は現地に入って直接取材することだ。シリアのような命に関わる紛争地だったら無理かもしれないが、湖北省には感染防御すれば現地入りできる。

 このニュースは中国メディアの伝達だ。日本のすべてのメディアが北京で中国国内情報を拾うだけでは世界での信頼性を低めるだろう。ましてや中国政府はマスコミ操作の常習者だ。

 福島第一原発の事故後もマスコミは現地入りしていない。マスコミは社員の健康第一だった。これでは知りたいニュースは得られない。
HEADLINES.YAHOO.CO.JP
【北京時事】1年で最も重要な節目の春節(旧正月)を迎えた中国では25日、新型コロナウイルスによる肺炎患者が1300人に達し、死者も41人に増えた。 中でも発生地である湖北省武漢市の状況は深刻で、患者 - Yahoo!ニュース...

1/24/2020

平成日本のデジタル化失敗

(ネットスケープ開発者のマーク・アンドリーセン氏は)移り住んだ94年頃、シリコンバレーは冬の時代だった。このため、シリコンバレーも日本に乗っ取られるのではないかと懸念した同氏は、高校時代に技術者になるには日本語を学ばなければと思ったのに、実行しなかったのを後悔した。(ブログより)

 平成日本が敗退する前、日本人技術者が圧倒的な時代だった。
平成日本の失敗因は社会のデジタル化が進まないことだろう。社会の理解のなさが早すぎたウィニーの開発者の悲劇でもある。このままではアナログ日本、そして、ガラパゴス日本の二重苦で世界の文化的辺境と化すかもしれない。

AGORA-WEB.JP
先週末、政策研究大学院大学で開催された知的財産マネジメント研究会(Smips)で、ウィニー裁判で金子勇氏を弁護した壇俊光氏の話を聞いた。 昨年の投稿、「平成の敗北」と重なるウィニー開発者金子勇氏の悲劇(以下、...

1/11/2020

「つんぼ桟敷」は「つんぼ」とは無関係

東京オリンピックのマラソン・競歩が札幌に移転されたとき小池都知事は「つんぼ桟敷」におかれた、とFBに書いたら、投稿規定に反するのでと24時間投稿禁止になった。FBのAIが探知したのだろうが、初歩的なAIだ。

たぶん「つんぼ」が身体障害者への差別用語だからだろう。「つんぼ桟敷」は熟語で聴覚障害者のことではなく、耳を一時的に塞がれた状態にされる、の意味だ。

類似語をネットで探す(「つんぼ桟敷」で検索できる)と「仲間はずれにされる」が出てきたが、どうもしっくりとこない。仲間はずれの状態にされていること自体に気がつかないのが「つんぼ桟敷」の意味だろう。
https://www.facebook.com/support/?item_id=2682664528491033&ref_medium=graphql&notif_t=actor_feedback&notif_id=1578721711966998

1/10/2020

石油文明の終わりが始まった


この危険なホルムズ海峡を通してしか得られない石油資源にいつまで日本は耐えていくのか?

 自衛隊の艦船が展開するのも危険らしい。だったら、民間の無防備なタンカーには莫大な船舶保険が必要だ。さらには「油断」の時に備えて整備している備蓄基地も大きな負担だ。

 石油は供給不安がなくならない劣った資源と言わざるを得ない。このような観点から今回のホルムズ危機を契機に石油に頼る時代が過ぎ去っていくような気がする。

 石油を燃やすと地球の大気が「人類を破滅する」からではなく、「信頼できない資源」だからボイコットされるのではないか?石油以外の石炭、ウラン、そして太陽光などの自然にも頼る文明に転換させよう。

1/07/2020

民間の逆を行くべきだった官庁

バブル経済崩壊後に就職難だった三十代半ばから四十代半ばの就職氷河期世代の支援策として、国家公務員の中途採用枠で重点的に採用する(ニュースより)

 就職難だった当時になぜ新規採用枠を増やさなかったのか疑問だ。官庁では増やすどころか経済の低迷に対応して将来の公務が減少することを見越して採用を民間にあわせて減じた。

 景気後退期には公的需要を増やして総需要を補うことと同様に労働市場が後退している時期には公的雇用(公務員採用)をむしろ増やして補う、というふうにならなかったものか。その時期には優秀な人材がむしろ得られたはずだ。