マクロ経済上、(増)減税が必要になるとき、消費税でそれを実施すればスムーズにできる。レジの操作が必要で事務的に大変だと言うが、レジソフトで例えば10%を5%に即日変更すればそれだけで済む。食料品の場合は軽減税率が適用されているが、その課税区分を変更しなければ、例えば8%を0%にすぐできる。
問題は二つある。日本人は税率が変わる寸前に駆け込み消費(増税前)あるいは買い控え(減税前)が甚だしくなることだ。もう一つは景気対策上の減税だと銘打っても、野党の一部ではこれを機に消費税(永久)廃止に勢いづくことだ。
消費税率が変更される時点前後で、国税庁がいままでは「きちんと転嫁する」指導をしていたが、これからは「消費税還元セール」とかで購買が低迷する対策を許すことだ。ついでだが、値札は総額表示のみにして、小売商品の値動き要因の一つに埋没させる。公租課税は数多い原価の一つに過ぎない。
消費税廃止の政治に対しては、自民党案のように二年間の時限減税とするのも一案だ。国会で議論することなく旧税率に復帰する。
そもそも消費税は消費総額への比例税なのでその減税は金持ち優遇になってしまう。物価対策給付での理想は一律給付金だが、給付事務手間と時間がかかるのが欠点だ。マイナンバーカードの公金受取口座を活用すれば手間なしで即日可能となる。