6/30/2018

Mar 11, 2003 :平和世論も間違える


仏露もイラクの大量破壊兵器隠匿の疑いを持ち、最終的には武力で解決することを辞さないと言っている。独政府は国内世論で身動きがとれない。中国は?米国に勝手な真似をさせない、と言っているだけ。

世界は平和を追求する世論が大勢だとしているが、平和には誰もが異存があるはずがない。問題は、サダムが独裁的に支配するイラクの悪事に世界がどうして対処するかと言うことだ。戦争反対とは「茶の間の正義」を気楽にTV越しに、言ってみるだけのことではないか?

日露戦争時、伊藤博文公のところへ、いろいろと戦争の「べき論」を言ってくる世論バックの学者達がいて、公は、「私の欲しいのは、諸君の卓論でなく、日本が生き延びるための金、弾薬をどうして手に入れるかだ」とこぼしたという。

小泉首相にとって、戦争反対と国民からあたりまえのことを言われてみても何の助けにもならず、それよりもこの弱肉強食、日本国憲法前文と正反対の信義なき世界の中で日本国の生き延びる知恵が欲しい、と言いたいのだと思う。

国益を考えるのが政治家の最大の(唯一かもしれない)仕事だ。経済は学者、官僚に任せておけばよい。

その意味で、八割を超える戦争反対の世論を「間違えることもある」と切り捨て、日本国の方針を決める姿は、政治家として立派だ。国益を守ることが、国民の幸福につながる。
隣の韓国の近代史上の不幸を見たらわかる。かのくにには政治家がいなかった。前大統領がいつも捕まる国だからね。金大中の運命は?

6/28/2018

Mar 3, 2003 :平和を叫ぶ危険


遠い国での人のことを思って、戦争に反対するのは、そのことだけだったらいいことに違いない。世界中誰も反対しない。ブッシュ大統領もだ。

問題は、独裁者がそれを利用して、自分の立場を有利にしていることだ。

日本にとって重要なのは、近間の問題だ。米国の軍事力がなければ、国を守れない。いま、危機が目の前にある。そうだったらどうすればよいか、自明のことではないか。

平和を守るかどうかという「純粋まっすぐ君」の議論は、この期に及んでは、不必要なばかりか、有害だ。

関係ないことに自分の気持ちを大事にするだけで、結果として身が危なくなって良いのだろうか。

6/26/2018

Feb 27, 2003 :在日って何だ


今晩のTVで、朝鮮総連の地方支部の人が、拉致犯罪に謝罪すると言っていた。
それはそれで良いニュースだが、国内朝鮮人の言い方の中に、「在日」という言葉があるのが奇異だ。

終戦前は日本人だったから、半島と列島を往来する自由があった。たまたま、終戦時に日本にいて、自分は半島人だと思ったら、南か北のどちらかに帰国する自由はあったはずだ。
北へも帰国運動があった、結果的に不幸になったが。

いまでもどちらかに帰国することはできる。でも今となっては、北に行く人は皆無だとは思うが。

日本にずっと暮らすなら、日本国籍を取得するべきだ。戦前から居た人には取得は全く自由だ。

日本語しかしゃべれず、日本人の間で生計を立てるひとを日本人と言う。なぜ、日本国籍を取得しないかは、不思議の一言だ。外国人のままをわざわざ選択し、世界標準の外国人指紋押捺を拒否し、あまつさえ日本の参政権を要求するのは大いなる自己矛盾と言わざるを得ない。

6/24/2018

Feb 16, 2003 :人間の盾、再来か    


イラクへの武力行使に反対するため、日本人がバグダッドへ行くという。でも、行くのならワシントンの間違いではないか。

湾岸戦争の時、サダムは在留日本人などを人間の楯として利用した。今度は、楯に志願するつもりなのか。アメリカはお構いなしに攻撃するだろうから、 サダムと心中するつもりでなければ、このような変なことはしないことだ。
 
独裁者サダムは民主主義国の自由な言論をうまく利用して、民主主義を倒そうと思っている。対する、 民主主義側では、民主主義を否定して防衛することはできないから、圧倒的に独裁者側が有利だ。
 
民主主義がもろい理由となっている。
 
ギリシャ、ローマの共和制もそのようにして帝政に変わった歴史がある。

民主主義の恩恵に暮らしている人々は、このことに十分心して行動する義務がある。民主主義の結果としての破壊者にならないように。

6/22/2018

Feb 13, 2003 :パックス・アメリカーナ


パックス・アメリカーナの世界になったのは、大戦前、ワシントン体制確立の頃だそうだ。

パックス・ロマーナのように一つの世界大国による体制が維持されれば、人々にとって、その善悪を言う前に、平和が保たれる利益が得られている。

現在、アメリカが世界の警察官として平和を「強制」している。今度のイラク問題で、仏独はそれにささやかな「異」を唱えているが、最後まで抵抗はしないだろう。サダムを排除するという目標は同じだからだ。

世界の平和を確保するためなら、少々の異論・矛盾には目をつぶるべきだ。単に「戦争は反対だ」と言うのはパックス・アメリカーナでの繁栄下で暮らす人の言う「偽善」に過ぎない。

猪瀬直樹氏がなるほどという解説をしていた。「世界各国は、アメリカという座標軸のうえで、何かを言っているに過ぎない。座標軸は文句を言わないから、そこでの自分の位置を確かめるように」

6/20/2018

Feb 7, 2003 :独裁国は米のシグナルを理解するだろう


北朝鮮は自から先制攻撃をすることもあり得ると言っている。

しかし、対するアメリカは日本周辺に空母一隻を残し、グアム島に長距離爆撃機を配置し、イラクとの二正面作戦もできるとの意志を示した。

将軍様は米国のこのシグナルを理解するだろう。独裁国では国家意志は明確だ。一人がすべてを決めることができるからだ。

米国のこの意思表示で、東アジアでは何もないだろう。

イラクに武力行使をすべきでないと絶呼することでは、中東での平和が得られないどころか、東アジアでは将軍様が誤ったシグナルを受け取り、冒険に出、平和でなくなる可能性が大きいことを理解すべきだ。

戦争を覚悟することが平和への近道という現実を理解できない、平和(を唱えるだけの)主義者がいまだにいることが不思議でならない。

日本は独裁国ではないから、仕方がないが、独裁国の国家意志の明快さには負けてしまう。

6/10/2018

Feb 3, 2003 :ここは米国に協力の場合だ


ブッシュ大統領はあさって証拠を見せると言っている。でも、決定的なものは出ないだろう。なにしろ、アメリカはイラクに大量破壊兵器が「ない」証明をしろと言っているくらいだから。

だけど、決定的な証拠が必要なのだろうか?独裁者は退位してもらわなくてはならない。自国民がそれをさせることができない(やらない)なら、国際社会が代行しなければならない。

独仏が独自の立場で米とは一線を画すと言っていることに対し、日本もと言う向きがあるが、我が国に「証拠があれば」とか理屈を言っていられる場合なのか。

潜在的核保有の独裁国・北朝鮮、仮想敵たる軍事大国・中国、韓国と言えば北の友好国で、それらに囲まれて、東アジアで専守防衛で我が国が生きて行くには、日米同盟、米の核の傘がどうしても必要だ。

そのアメリカがイラクのサダムを追い落とすと言っている。

東アジアで世話になるなら、中東では理屈抜きで協力しなければ、国と国との関係が保てない。

6/08/2018

Jan 30, 2003 :広島県民だけが平和追求?


厚木基地で騒音が問題になっている米軍夜間離発着訓練の広島・大黒神島への移転に、広島県藤田知事が「平和を希求する広島県としては移転・建設に反対する」と表明した。

島の地元、沖美町が「誘致」した話しだ。騒音被害があるとしたら、その無人島以外には、せいぜいその町(ほかの島の区域)だけに違いない。

知事が主導する広島県民の「平和を希求するから反対」というのは、実体のない観念論にすぎない。

厚木市のある神奈川県民は「平和を希求する」気持ちがないのか、それともあってもあきらめているだけか。

日本のどこかに軍事基地が必要だったら、原爆被害の当地だけはお断りとは、いかなる理屈からなのだろうか。

6/06/2018

Jan 30, 2003 :非力な「ならず者」


イラクのサダムも北朝鮮の将軍様も「無法者」(Outlaw)国家を率いていることは間違いない。

国と言うより、犯罪集団だ。かたや、国内のクルド族に化学兵器を使い、もう一方は、凍土の半島を収容所だらけにしている。

でも、12年前に大敗、打ちのめされ、また一方は、国民を餓死させる状態で、大層な軍備が築けるのか?

到底、アメリカのまともな敵になりえない。

解決すべき課題は、国家的犯罪を根絶すること、両国の虐げられた国民を国際的な力で助けることだ。

独立国の国内のことだから、と何もしないことの理由になりえない。独仏韓は何をしようというのか。

6/04/2018

Jan 14, 2003 :靖国不参拝という踏み絵


小泉さんが首相として三度目の靖国参拝をした。例によって(条件反射?)中韓・日野党が抗議のコメント。

小泉さんは不戦の誓いのため参拝したと言っている、今回も。それだけだ。

半世紀以上前の先祖が起こした戦争の悲惨さを僕らはくり返さないと言っている。素直に。

でも、日本人は好戦的(好戦教という宗教?)だから、靖国神社にお参りしないことで、そうでないことを証明せよと隣国人は言い始めた(最近のことだ)。

これぞ、現代の隠れ好戦教を暴き出す「踏み絵」。愚劣で理性的でない行為だ。

6/02/2018

Oct 16, 2002 :北朝鮮・大本営発表を見抜く  


今日の夜のTVはNHKをのぞきすべてが、拉致帰国者の言動の不自然さと裏にいる同行(監視の)北朝鮮赤十字の存在を問題視していた。
 
昨日の祝賀ムードとすっかり変わった。今の日本では情報操作なんて無駄なことだ。むかし、大本営発表にだまされた経験・反省がものを言っている。
 
だから、横田夫妻対策など北朝鮮のこざかしい細工なんか「頭隠して尻隠さず」でないか。日本人から見たら、お笑いだね。