2/19/2020

完ぺきな水際作戦は無理だ


クルーズ船下船客は無症状陰性(擬陰性かもしれないので)でも14日間の隔離を要するのだったら、航空便で中国からはじめ入国客の検疫も同様の扱いにしないと整合性がとれない。入国前にクルーズ船同様の危険な感染環境にいたかもしれないからだ。

 この新種コロナウイルスの性状に鑑みて、ここはそれらの完全な水際作戦が当初からとれないことを前提に考えるべきだ。100%は防げないという前提で、その漏れは国内感染予防対策をより充実させることで埋めるべきだ。

 先年の新型インフルエンザはいまは他のインフルエンザと同様の扱いとなっている。この新型コロナによる風邪も来シーズン以降、他の風邪を引き起こすウイルスと同様になるかもしれない。致死率が極端に高くならない場合はそうだ。
チャーター機に乗った女性は同紙(NYT)に「(帰国者に感染者がいることを)上空に至るまで知らなかった」と説明。同紙は「(帰国者は)12日間船に閉じ込められた後、必死に避けてきた病原体の保有者と飛行機を共有することになった」と報じた。(八幡氏)
 これが追加して14日間隔離の理由だ。ヤレヤレ、これで感染する米国人が出てきたら、骨折り損のくたびれ儲けだ。各国とも中国と同じ錯誤の連続だ。

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