2/06/2020

中国政府のただ一つの役割は秩序回復


中国政府は、武漢市内に昼夜問わずの突貫工事によって、わずか10日で新型肺炎専門の病院を作り上げた。そこには「中国全土から1500人の軍の医師が集結する」という。中国のすばらしさを見せつけるように、報道もこの対策事業を喧伝している。だが、これもそうしなければならない事情があったからだ。(記事より)

 食料とする生きた動物とともに生活する中国人の習慣は今に始まったことではない。冷蔵庫のなかった昔は完全にそうだったことは推測できる。昔からパンデミックの感染症は繰り返されたに違いない。

 その昔からの各王朝の滅亡理由は、まずは伝染病の蔓延による社会の混乱から始まっているのではないか?それをうまく処理できなけれ中国共産党という何番目かの王朝も滅びるだろう。

 だから、独裁強権で人の移動を制限し、また、自由な報道を禁じてデマの拡散を防ぐ、などしてでもこの危機を乗り切る。政府もその本来任務で強権発動するが、人民もその成否の行方(政府に能力があるか)をじっと見ている感がする。つまり、歴代王朝に支配されてきた中国人民はその権力が社会の秩序を取り戻せるのかをじっと待って、「政府に力があるか」の判断にしている。政府を倒すのはその判断次第だ。報道などの自由は二の次だろう。

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