国連が発表したデータによると、2018年から2020年の間にアフリカ諸国は自国で消費する小麦の44%をウクライナとロシアから輸入している。アフリカ開発銀行からは、アフリカ大陸における小麦の価格が45%上昇しているとの報告(記事より)
最近のニュースによるとウクライナ産の小麦輸出ができない影響は16億人に及ぶという。アフリカ全体人口は12億人だから、中東、インドも含むのだろう。
ここは露宇戦争の終結あるいは食料品輸出の安全海路のこともあるが、そもそも小麦のような主食食料をこの2ヶ国に頼りすぎた危うさを感じざるを得ない。主食穀物は世界貿易に頼りすぎては危険だ。アフリカでは昔からの主食品は何だったのだろう。その栽培をやめさせて小麦の輸出先にさせたのは欧米先進国(大農業国だ)の罪に他ならない。エジプトでは米が穫れるが、パンが主食だ。インドも米が穫れるはずだが、なぜ麦を輸入するのだろう。
日本のパン食の皆様、その原料の小麦はロシア、ウクライナからではなく、アメリカ、カナダ、豪州から輸入される。品質・価格の違いなのか、輸送距離の違いなのか?
0 件のコメント:
コメントを投稿