6/02/2022

砲弾は当たらないものだ

(米軍は)面制圧を目的とするクラスター弾を廃止した結果、射程を延伸しGPS誘導を用いた精密誘導弾に切り替わり、今やMLRS/HIMARSは多連装ロケットというよりは事実上の地対地ミサイルであると認識した方がよいでしょう。主弾薬である227mmロケット弾が誘導ミサイル化しています。(JSF)

 クラスター弾も絨毯爆撃、核弾頭も命中精度の不足を補う大量破壊兵器だ。ねらった目標以外も広範に破壊するので、非人道的だ。だとしたら、このMLRS(多連装ロケット発射機)とGPS誘導弾の組み合わせは米軍ならではの精密兵器だ。

 通常の砲弾は目標にほぼ当たらない、外れるのであれば撃つ意味がないから沢山を撃つ。戦場現場の兵士が慣れてくると砲撃音に平静なのはそのことを知るようになるからだ。だから、遠距離からの大砲はその命中精度が課題であり続ける。

 米軍は戦争に明け暮れている、世界で一番の軍隊だ。だから、そのリクエストで兵器も近代化しているのだろう。その点、平和しか知らない中国軍、弱い相手しか戦ったことのない露軍は米軍兵器の先端性にはかなわない。ウクライナでそれらを使って見て、また改良されるというメリットもある。実戦で使わないと兵器は改良できない。

MLRS/HIMARS多連装ロケット発射機をウクライナに供与する重大な意味と転換点(JSF) - 個人 - Yahoo!ニュース

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