新型コロナ新規感染者の毎日報告数はカレンダー方式でニュースになることが多くなってきた。これは報告数には曜日による人為的偏りがあるので、同曜日の1週間前と比較するしかなく、そのためのカレンダー表になっている。
これに更に加えて欲しいのが、1週間前同曜日からの倍率だ。この倍率が(5,000人/日以上になってから)最大だったのは1/18で1/11比5.39倍、翌日からこれがほぼ減少一途で3.36,2.77,2.39,2.46,2.27,2.29,2.47,1.91,1.91,1.82,1.55,1.68から1.38の1/31(11,751人)までだ。この表より先の日の新規感染者数最新の本日2/1は14,445人、1週間前同曜日からの倍率は1.03となる。
数理疫学的に言うと、実効再生産数が単調に減少、ということになるが、素人向けにはこの「1週間前同曜日からの倍率」を同時に発表すると、毎日の数字で感染の「勢い」が減じているのがわかる。感染者数が単調に増加していることは感染の勢いを現すものでないので、「感染者数が過去最大を更新しました」とのアナウンスは避けるべきだろう。
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