1/24/2022

全人口が罹る可能性がある、という理論は間違い

新型コロナの「山火事理論」でいうと、感染しやすい人(山火事なら燃えるもの)にうつりきったら、新規感染者は増加からピークを過ぎて、減少の趨勢になる。これが第5波のデルタ株でみられ第6波のオミクロン株でもそれが予想されることは万人の認めるところだ(ほかに説明できる理論がない)。 

 全人口にはうつらない。これを認めることが話のはじめになる(8割おじさんはそこから間違っている)。うつらない人は、まずは、

・日頃から感染行動をとらない人が一定割合いる
・交差免疫が自然と獲得できている人がいる(日本全体だと「ファクターX」だ)
・オミクロンみたいに無症状のままが多いと、未検査のまま数にカウントされない部分が多くなる

から人口の数パーセントが罹るだけで流行は終わる。もちろん行動規制がされればその分は全体数に幾ばくか影響するが、それが自粛によるものだったら全体の急増減には影響することはない。

 そこで、オミクロン株の先行地域で英米南アだけでなく、同じ日本社会の沖縄県で検証してみると、1月になってオミクロン株が支配的になった感染状況で、ピークの1/15までに15,000人が陽性になった。県の人口は150万人だから、1.0%だ。同じ現象が東京都で遅れて発生しているとすると、1400万人×1.0%=14万人累計でピークになる。1/22現在で1月累計7万人なので、五合目だ。これからは数が多い状況で経過するので、いままでの日数よりは短期間でピークになる。一日1万人だったら、七日間。

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