5/21/2022

PRに勝つものが戦争にも勝つ

 「ドンバス地方に何かを持ち込みたいなら、(西部)リヴィウのウクライナ税関を通す方がまだ早い」との皮肉(記事より)

 古今東西、全ての戦争が補給の強弱でその勝負が左右されてきた。今回も同じだ。ウクライナは欧米諸国からほぼ無限と言ってよい補給を受ける。戦争では「たまに撃つタマがないのが玉に瑕」と言われるのは自衛隊だけでない。例外はウクライナ軍で、援助武器なので惜しむことなく撃てる。これでは弾薬すら不足する露軍はかなわない。

 ウクライナ政府がすべきことは援助武器が効果的に露軍を撃退していることと露軍の非人道性を世界にPRすることだ。そうすれば継続して援助が得られるようになる。ドローンを飛ばしてまで以上のPR材料を撮影しているのはそのためだ。

 似たようなのに、貧困地域への食料援助とか貴重な野生動物保護の運動に寄付を募るときだ。前者にはアフリカの痩せ細った子どもが出演するし、後者には日本の捕鯨船をシーシェパードが邪魔をする、それらの映像をTVで流せば多額の寄付金が集まること間違いなしだ。それにはTV放送と寄付申込の0120の無料電話が必要で、それらにかかる費用はわずかなものだ。

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