5/22/2022

東京での割合が一割に減ってきた

新型コロナの毎日の陽性者数を日本の各都道府県別に比較すると、最近は東京都は3,000人程度、全国では30,000人程度だ。注目したいのは東京都のシェアで、ほぼ一割となっている。思いおこすに昨年までの第5波まででは二割ないし1/3程度だった。東京都の人口の対全国率は11%だから、大都市ほど感染者の対人口率が大きくなる感染症だった。人口密度が大きいからだろう。

 ところが今年になってからのオミクロン株ではその傾向が徐々に見られなくなって、全国一律の感染者対人口率になったかのようだ。これは東京など大都市での感染が全国あまねく広がった結果と言えるが、それでも東京での感染がさらに多くならないのは人口密度とは無関係の感染、人混みのあるなしにかかわらず感染しやすくなったオミクロン株なのかもしれない。もちろんだが、ワクチン接種が普及して、東京ではそろそろ未感染者が少なくなっている、自然免疫に近い状態になっている(山火事理論でもある)のかもしれない。いずれにせよ、各都道府県別のデータを大所で比較するとそのような疫学的真理に迫れるかもしれない。

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