5/14/2022

戦う前にウクライナにもすることがあった

露宇戦争(第2次、2022.2.24〜)でロシア軍は見込み違いを悔やんでいるに違いない。こんなに苦戦するなら開戦しなければ良かったと。

戦争はこのような見込み違いから勃発し、引くに引けない苦境になって不幸な結果をもたらす。ロシア軍の見込み違いは第1次露宇戦争(2014.2.23〜)でのクリミア奪取などの容易だった戦果見込みを今回も踏襲したことだ。ウクライナ軍はその時と同じく弱いと誤解したが、この8年間でウクライナ軍は強くなっていた。

露宇戦争はロシアによる一方的なウクライナ国土侵略で、ロシアを責めるほかないが、誤解させたウクライナにも開戦を防ぐ手段があったはずだ。だから戦争の第二原因者とも言える。

ロシアのような無法な国でも勝てないあるいは苦戦する戦争には踏み切れない。戦争を回避するには軍備を仮想敵国とバランスすることとそのことを積極的に見せることだ。その点、動物の間の争いはその知恵が自然と備わっている。殺し合いの戦いをする前にお互いに自分の強さをディスプレイする。その結果でどちらかが戦わずして引き下がる、という知恵だ。それが人類にないのは悲しい。

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