かかりつけ医で病院所属の栄養士の指導を受けたことがある。かかりつけの医師から奨められた指導だ。
成人病の危険がある年齢だった。栄養士はコレステロールの適値維持、高血圧防止、痛風防止などの観点から食事材料の適否を指導する。かなり真面目な女性栄養士で、それらの食事を守ることをきつく指導された。理由はそうしないと病気になり病院の世話になるからだ、という(病院所属なのに)。
その後、医師の診断を受けたが、真面目に栄養士指導を守らなくてもよい、ただ1日に30種類の食材を使った料理で、特定のものを食べ過ぎないように、と常識的な結論だ。もし病気になりそうになったら、薬を処方するから大丈夫だと。
感じたのは、医者は患者が病気にならないようにはしたいが、食生活の楽しみなど人生のこともある、それらQOL(クオリティオブライフ)を尊重したい、ということだろう。努力して(もしなくても)病気になったら治すのは医師の仕事だ。
新型コロナ分科会の医療専門家はこの栄養士に似ている。病院の世話にならないようにしろ、と。だれかこのかかりつけ医の役割をする人はいないのか?
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