1/20/2021

日本医師会長のポジショントーク

 中川医師会長は「現状のままではトリアージもせざるを得ない状態です」と言ったそばから「公立・公的・民間を問わず協力して、病床の確保に努力しましょうということで一致されました」とも付け加えている。医療崩壊寸前まで追い詰められて、全病院が協力できるようになった。

 これが典型的なポジショントークだ。自分のところが努力する前に、患者をできるだけ出さないようにして欲しい、ということらしい。

 重症者数は単調増加している。それは新規感染者数が高止まりしているから、その一定割合で重症が出るからだ。ただ、1/8,14からの緊急事態宣言で、実効再生産数は1.5以上から1.0以下に下がっている。今後、感染者数が減少しつづけるものと思われる。そのときまでに医療が持続するように医師会側の努力が求められる。

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