12/09/2020

森林の二酸化炭素吸収効果は長期的

 山火事の原因は主に2つに分かれる。1つが自然発火で、雷や火山の噴火などが原因となり発生する。まれにだが、枯れ葉同士が風で擦れあい、その摩擦で発生する場合や熱波[3]の影響で発生する場合もある。もう1つは人間によるもので、たき火やタバコの不始末、放火[4]、焼畑農業などが主因である。(wiki)

 都市の大火の原因は二つある。一つはこの説明と同じ失火(発火)だが、肝心なのは延焼しやすい木造密集住宅地区が放置されていることだ。

 この山火事(森林火災)でも同じことで、落ち葉、老朽木などが放置されていればいずれは燃える運命にある。森林土壌が湿性であれば幸運にも燃えない。地球温暖化だろうが、乾燥地の森林はいずれ燃えることから逃れられない。

 話は広がるが、世界の大部分の森林の土壌は湿性さらには沼沢地だ。そこでの落ち葉、老朽木は燃えずに、「朽ちて」いくが、その結果は腐葉土、ピート(泥炭)、褐炭さらには石炭となっていく。石炭紀の大森林は当時の大気中の高濃度二酸化炭素を吸収して、そのように固定炭素として地中に移動した。その結果が現在の大気中CO2濃度だ。森林にはそのような継続的な炭素固定作用がある。乾燥の森林でも森林生産物を持ち出すことにより、森林火災を防ぐことができるばかりでなく、二酸化炭素の長期的固定(大気中からの除去)になるはずだ。
山火事 - Wikipedia

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