12/25/2020

ポジショントークを見破れ

コロナ禍で病院が足りないのでこれ以上感染者を増やさないようにと、 医療関係者が緊急の提言を出すまでになってる。しかし、これはポジショントークの疑いがある。欧米先進国のようには患者数が出ていないから、それほどは緊急でない。医療体制が緊急時に対応できていないので、数はそろっているが、今回は無理だと言っているのだろう。しかし、この先アウトブレークすればそのときには無理矢理にでも対応するはずだ。

私が関係する自然災害からの避難体制では避難警報を住民に対し出す。それが空振りに終わる(たいした災害でなかった)と次から住民は避難しなくなる。自分だけは大丈夫という「正常化バイアス」もあるがそれだけではない。当初は事後に責任を追及されないように安全側に警報を出す場合もあった(これがポジショントークだ)が、避難しない住民が続出するようではかえって問題だ、という正しい認識に戻らざるを得なくなる。

これらの弊害を防災業界では「オオカミ少年」と比喩する。オオカミが来たぞと何回も嘘をつくと住民は次第に信用しなくなる。医療業界では、その危険を知らないのだろうか?

私のように、意識はしていないだろうが、このポジショントークの怪しさを感じている一般市民が行動自粛要請を厳格には守っていないのだろう。

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