8/30/2020

総裁選は国会議員だけで

 石破候補が第一回投票で多数を得て、決選投票で敗退したのは2012.9の総裁選だった(下記リンク)。  このときは地方票が300、国会議員票が198と議員票が少なかった(野党だったので)。その後、地方票と議員票は同数となる。それはさておき、  ここで不思議なのは、地方票の投票と国会議員の投票の傾向が全く違うことだ。安倍vs石破で地方票は87,165、議員票(決戦)は108,89と逆になったことだ。  国会議員は衆院も参院もそれぞれの地方での選挙区の有権者から選出される。以上の矛盾からはこの国政選挙時の有権者と総裁選地方票(地方議員とか党員)の意向に明らかな乖離があることになる。有権者の自民党票と総裁選の党員とに母集団の違いがあることになるだろう。  理由は色々考えられるが、自民党総裁は総理になるので、国政選挙時の自民党支持母集団のほうを尊重すべきだろう。つまり、総裁選は議員票だけで実施する方が正統だ。  一方、地方票を含めた正式な総裁選は急を要する今回はとらない、という議論があるが、現首相の安倍氏は頭脳は確かで、総理大臣の職をしばらくは続けられる。だから総裁選に一ヶ月くらいはかけてよいのでは?

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