6/28/2025

宅配便を受け取るのに在宅しなくてどうなる

郵便には信書、書留なども含み個人に届ける極めて公的に重要な役割がある。それが普及するまでに、ダイレクトメールなど一方的に送りつけるものや、文書だけでなく小包にして財産物を送るような宅配便まで拡張しそれらの区別が曖昧になってきている。

郵便には通常郵便受けポストが各戸の玄関先(道路との境界)に設けられる。それを利用してそのポストサイズのDMや宅配の書籍の受取にも利用できる。宅配便の小包はそれ以上のサイズが多いので、直接受け取るかマンションなら宅配ボックスに不在時置き配になる。(ここまでが現状)

宅配便の配達人にとっての悩みは受取宅に留守人もが不在となる場合が多く、再配達の手間が相当になることだ。そのため国土交通省では荷物の輸送約款の中で、玄関先に置き配を前提とする改正が進んでいる(再配達の場合は割増料金)が、問題解決のアプローチが違うだろう、と思う。

荷物を受け取るのは注文したからだ。だったら、原則は送り元がいつ頃届けられるか連絡して、受け取る方はその時刻に在宅することだ。贈答品は注文してはいないので、贈り主が連絡してよい。ネット時代なので、いちいちの電話でより、配送プラットフォーム業者(アマゾンとか)からの自動メールなりで配達予定日の約束を通知できている。配達車あるいは受取家庭の都合で日時変更を随時できるようにできないものだろうか。

個人的経験だが、旬の果物を果樹園にネット注文し配達を頼んだら、収穫日が予測できないので、配達日は発送してはじめて連絡できる、とのことだった。その配送日に在宅していなかったら、旬が古くなって、最悪の場合果樹園に戻されてしまい、料金は戻ってこないそうだ。なんと言う商売だろう。収穫最適日には大量に収穫しなければならない。だったら予めお得価格で注文している客に送ってさばく、というのが「お得価格」ができる理由だ。それには多人数家庭でひまな老人などがいつもいる、という特殊条件が必要だ。

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