7/04/2022

太陽光発電(風力も)はkwでなくkwhが期待されている

電力需給がひっ迫するのは、日中から夕方遅くにかけてで、電力需要の少ない深夜の発電分などはほぼ関係がないから(太陽光発電の発電出力kwだけに注目すべきだ・・・日経XTECH)

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00138/062801072/

 再エネ発電批判論にアップデートが必要だというこの記事の論はその通りだ。しかし、上記引用部分の論には太陽光発電の発電特性と電力需要との時間的(季節も)制約を細かくは把握していない。

 1日の電力需要変動は人間活動の時間帯に集中していて、必ずしもそれが昼間だけとは限らない。今夏の危機である冷房需要も夕方から夜間にかけても相当量残る。

 さらには冬期晴天時、曇雨天時には出力も相当落ちる。だから定格(最大時)出力のkwをそのまま当てにはできない。当てにできるのは太陽光発電時にはその発電分kwhにあたる火力化石燃料を省ける省マネー(省CO2)だけだ。だから、バックアップの火力まで連結した計算にしないと意味がない。風力発電も有風時だけなので同じ構造だ。再エネでもバイオ燃料火力、地熱発電はkwとkwhは同じ評価を受けられる。

0 件のコメント:

コメントを投稿