5/24/2021

水素自動車は走行時に排ガスを出さない、だけだ

福島県浪江町の太陽光発電で製造した水素を使用。(下記リンク、水素燃料エンジン車)

水素は化石燃料として採掘はしないので、たぶんこのように再エネ電力で水を電気分解するしかないだろう。再エネ発電所は分散しているので、そこで生成された水素を水素ステーションに運搬するのが容易ではない。もし、余剰電力の利用として水素に変換するなら、その使い道は再び燃料電池で電力に戻して送電網に乗せ、ピーク需要時に使う、蓄電池の機能と同じことになるしかない。アンモニアに変換してアンモニア火力発電所にタンクローリーで運ぶことも考えられるが、オンサイトでのアンモニア変換プラント(大がかりになる)が必要だ。

水素自動車(燃料電池自動車のFCVもこの水素エンジン車も)は走行時排ガスを出さない車でしかない。水しか排出しないと言うが、水素エンジン車では高温燃焼で空気中の窒素と酸素が反応してしまい、NOXも排出する。

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