3/19/2021

中国のできることは最終組立

 ファーウェイの仁正非CEOが同社の苦境にあたり全社員に宛てた「社内文書2021.1」の抜粋だ(以下) 自力更生が可能なのは非最先端、非フロンティア分野だけであり、最先端の分野ではどのように努力すればいいのかわからない。グローバルな共同の努力なしには不可能だ。いい製品を安く作るには、グローバリゼーションなしにはできない。(以上、姫田小夏氏訳)

 同社には最先端の技術者もいるので、この部分でわざとへりくだった内容にしてはいないだろう。やはり、中国の最先端企業と言えど、世界的なサプライチェーンの最終組立・世界の工場としての役割しか果たしていない。それは最先端の技術を獲得あるいは開発できていないからだ。できてきたことはそれらを米欧日から導入(素材、部品、製造機械という形でも)し、大量安価に製品化するという中国の資金力、企業力を活かしたことだけだ。
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