6/15/2020

残した建物に罪はない

ケソンにある南北連絡事務所ビルの破壊予告するのは政治的理由からだ。韓国も金泳三大統領時代に旧日本朝鮮総督府ビル(ソウル)を爆破解体した。同じ民族にして同じ行動様式だ。
 植民地になった一方の台湾では台湾総督府ビルはいまでも総統府庁舎として活用している。歴史建造物なので観光対象にもなっている。
 建物には罪はないので、韓国では日本人に対し腹いせに破壊したのだろうが、台湾にはどうであれ建物は利用するという知恵がある。
 同じ中国人で中華人民共和国は大連の日本統治時代の建物をいまでも活用している。出張したとき現地役人は「日本は建物を残してくれた。その前のロシアはペラペラのものしか残さなかった」として感謝された(お世辞かも知れないが)。上海は植民地遺構が多く残存する。習近平「中国の夢」からしたら屈辱の存在かも知れないが、その古ビル群は壊すどころか、中国人の上海への観光客の人気スポットになっている。

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