白川前総裁は日銀マンというのは医者(あるいは薬剤師)みたいなものだという。その金融政策のプロ集団にある程度まかせないと「物価の不安定」病は治らない。
この医者に対し、「リフレ派」という患者は「インフレーション・ターゲット2%2年」という治療法を求める。その結果はというと5年経っても1%程度にしかならない。それでも失われた20年は過去のものとなり、経済は好調だ。「デフレ」という診断は間違えている。
白川総裁の任期直前に自民党に政権が戻った。その安倍晋三総理がこの「リフレ派」の最先鋒だった。その逆境の中でも麻生太郎財務大臣は金融政策ではデフレは解消できないことをわかってくれたという。さすがは企業人出身の政治家・麻生太郎氏だ。麻生氏はそのことを「アベノミクス三本の矢はバズーカだ」と表現したのだろう。国民経済を驚かせて刺激するしか効用はないと。
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