リスクを評価する、というのは難しいようだが、リスクはゼロにはならないので、どのリスクを甘受するか、ということになる。
原発の事故リスクはどのように対策してもゼロにはならない。事前の想定を超えるハザードが襲う確率はゼロにはならない(想定外だから)。火力発電所の耐震性能を上げればよかった、という議論があるが、地震の計画加速度が何百ガルだとしてもそれを上回る確率はゼロではない。
だから、原発も火力も止まる確率を考えたうえで、どのようにそれらを組み合わせれば損害最小になるかが「リスク評価」となる。つまり持てる電力資源でもって損害確率を最小にする。
「持てる」のなかに2011年3月までは稼働していた泊原発も入る。もちろん、完成間近の石狩湾新港LNG火力と震度6強未満だったら耐えられる苫東厚真石炭火力も。それらが北海道民の「持てる」資産だ。それ以上でも以下でもない。さて道民の皆さん、どうする?
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