12/03/2022

いまになっても検査万能主義である不幸

 (北京)市民は「PCR検査は要らない。自由がほしい」などと叫び、コロナ対策の正常化を求めた。(ニュースより)

 ゼロコロナによる不自由を反対すればよいものだが、PCR検査がそのゼロコロナの核心であることを知って反対している。

 そもそもPCR検査は感染拡大初期に押さえ込むために全数調査をする以外は、抽出検査とか確定診断に使うものだ。前者は社会母集団の感染率推定に、後者は適切な診察処置に不可欠だ。

 これだけ感染が世界的に拡大した現在、一国だけで全数検査して感染ゼロを目指すのは不可能で、新型コロナの変異により重症化率も下がりつつあるので、ゼロを目指す意味がない。

 たぶんだが中国の官僚体制で感染者数の数字を最少化するだけが行政目標になっている「役人社会」が原因だろう。ここはトップの政治的判断が必要だが、習主席以下役人だから、それができない。日本にも首相以下その気配があるので注意が必要だ。

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