12/04/2022

日本人の謝り方が悪い

日本人は相手が怒っているとき「とりあえず謝っておこう」と考える。しかしそれでは真の謝罪にならない。謝罪を受けなだめられて以後の関係を良好にしたい、という意図だけが感じられるからだ。

 必要なことは怒りの理由を双方で納得するまで議論することだ。相手は言葉が通じない暴力団ではない。

 「従軍」慰安婦問題でも、日本軍による強制連行などの関与はなかった。それを安倍氏(第一次内閣)は「広義の強制性」はあったかもしれないと相手に謝罪する範囲を広めた。謝罪は便宜で、その後の関係改善の利益を享受したい、というのが見え見えだ。これでは謝罪になっていない。だから半島の政権は何回も謝罪要求する。日本の謝罪の気持ちがウソだからだ。

 その謝罪でなく「不幸な過去の清算」に昇華したのが、日豪関係と日米関係での安倍首相(第二次内閣)の功績だ。生きていればさらに日韓、日中関係にも同様の貢献が期待された。

(下記リンク、第六章「歴史への処し方」を読んで以上を考えた)
文春新書『安倍総理のスピーチ』谷口智彦 | 新書
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安倍外交を支えた言葉の力 米議会演説、70年談話……時代を動かした安倍演説はいかに生まれたか。スピーチライターが明かす舞台裏と、総理が込めた思い。

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