9/30/2022

弔意を呼びかけ、は言葉の意味に矛盾する

「国葬というからには、全国民が弔意を示すべき」とした上で「強制はダメだが、呼びかけをするくらいのことをしなくてはいけない。しかし呼びかけは内閣の決定だけではできません。(略)」(橋下氏)

 弔意、というのは心の中のことで、要請とか呼びかけをする性質のものではない。呼びかけしないと弔意が全国民に徹底しないというなら、全国民まで弔意を示してもらわなくてよい。国葬はそうあるべきだ、ととらえることに無理がある。これは天皇の国葬(大喪の礼)にも当てはまる。吉田元総理の国葬は昭和42年だったそうだが、全く記憶がない。当然、弔意も示していない。国葬というのはむしろそれでよい。

 似たようなのに「謝罪を要求」がある。謝罪は心からしてもらうものなので、要求しても意味はない。そのような日本人だから、「とりあえず謝っておけばなんとかなる」となる。(隣国に対してとくにそうだ)

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