3/10/2025

310東京空襲は米軍による戦争犯罪

例年だと311の東日本大震災・津波に隠れがちだが、今年は310東京大空襲の80年目になる。米軍機B29が300機飛来し東京下町に焼夷弾を雨あられのごとく投下した。木造家屋が多かったので、下町を取り囲むように環状に落とし、その中へは自然と延焼する効果を狙った(爆弾量が省ける)。10万人もの死者(焼死)がでた。炎の海に囲まれて逃げられなかった人には地獄の炎だった。

広島長崎でも原爆各一発で数万人の死者が出た。これも原爆の放射線よりも熱線と爆風で死んだ人が多数だ。この広島長崎の悲劇と東京空襲は同列に考えてよい。いずれも米軍による非戦闘員攻撃、という戦争犯罪だ(当時の国際法でも)。米国の非人道的犯罪を裁く法廷が必要だ。

小学校のとき先生はこの空襲の被害者で逃げ延びたひとだった。授業で生徒にその悲惨経験を語った。幼い生徒にも炎の熱さが想像できた。このようなことが「語り継ぐ」ということだ。この聞き手だった小学生はいまは高齢となって、間接的にでも若い人に語り継ぐことがなくなる。先は物語(歴史)になるだろう。

ロシアはウクライナへの戦争で都市への爆撃を繰り返している。都市住民の継戦意志を挫くためだ。80年前の米軍の東京、広島長崎への空襲と同じ目的だ。語り継ぐことも必要だが、現に行われているロシア軍の犯罪も阻止しなければならない。

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