5/01/2023

充電池性能があと七倍になったら

電気自動車とガソリンエンジン車を比べるのに最適なのがプリウスの新型だ。同じ型式で、HVとPHEVがラインアップされている。共通するのはHVシステムで、エンジン排気量は約2,000cc、後者には11.63kwhのEV走行用の充電池を搭載。EV走行は87km航続可能。

車両価格は370万円と460万円(差額90万円)、車重は1,420kgと1,570kgでPHEVが150kg重い。

この2つの諸元で比較すると、PHEVへのCEV補助金は国から55万円、都民の場合は都から45万円なので差額の90万円は埋めることができる(HV補助金は終了している)。重量の差の150kgは大人2人分くらいなので気にはならない。

もしBEVが希望だったら、航続は500km位欲しい。そうなると重量差(充電池)も6倍ほどになる(900kgだ!)。HVシステムが不要になるので、差し引いても数百キロ重くなる。この重さを乗せて、ちょい乗りでも燃費(電費)の効率が悪い走行を強いられる。充電池の容量いっぱいを使う長距離ドライブは年に何回もない。いまのままの充電池の性能だったら、重すぎ、そして高価すぎる。たとえば、500wh/kg程度に軽くなれば理想的だ。いまは11,630wh/150kg=78wh/kgなので、七倍重い(高価)。

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