10/25/2020

新型コロナにロックダウンは必要なかった

この4月に西浦先生の人人接触8割(削減)理論が提唱された。結果は5割程度の自粛となったが、それでも感染拡大防止に一定の効果があり、再生産指数も1程度にまで減少した。

新型コロナの感染で分かってきたことは完全に感染を防止しなくても悲惨な流行は抑えられる、ということだ。感染者数(重症者数)を医療の範囲内に収めればウイルスを絶滅するまではしなくても社会的に許容できる範囲になる。他の死亡率(重症化率)が高い不治の感染症とは違う。

だから、欧米・中国で一時実施されたロックダウン(都市封鎖)は結果的には最初から必要なかった。さらに日本社会では自粛要請にある程度の人たちが協力する。感染症防止の場合は自身の感染も予防できるので自粛は行われやすい。

今週からの臨時国会ではいままで利用してきた(改正)新型インフル特措法を抜本見直しして強制力を持たせその補償も公的にしていこうという新しい法律が検討されるようだ。しかし、いままで日本である程度成功してきた自粛方式を基本に考えていったほうがよい。

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