5/26/2019

品行方正は被選挙権の要件でない

類似の「不祥事」を考えるとわかりやすい。それは議員の不倫だ。

 山尾議員はダブル不倫で世間の非難を浴びた。でも、その後の衆院選小選挙区で辛勝して選挙区住民の審判を受けた。選挙権者は「不倫はたいしたことではない」と考えたのだ。両配偶者との問題は残るが、それは国会議員とは関係ないことだ。

 宮崎議員(当時)は不倫をして自ら議員辞職したが、奥様(金子元議員)はそれを許した。宮崎氏はイクメン宣言をしながら不倫をした矛盾を突かれたのだ。

 有権者のごく一部も不倫をしている。議員にだけ不倫は許さないとは言えない。丸山議員の場合でも、支持する有権者には酒癖の悪い人もいるだろう。

 酒癖の悪い人も議員になれる。全員が品行方正な人物だけの国会ではその結論が危うい。イザヤ・ベンダサンの「全会一致の結論は無効」はその通りだ。

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