11/16/2024

与野党ともに予備選挙方式に

米国の選挙は二大政党内での予備選挙を経て候補者を決め、本選挙になる。

日本でも小選挙区ではそもそもは2人の候補の激突を想定していたので、野党乱立では不利になることから、橋下徹氏が提唱したのは野党候補者間予備選挙だ。

自民党内でもこのところ総裁選の後に国政総選挙などが行われることが多くなった(岸田総裁、石破総裁、いずれも発足直後に衆院選)。来夏には参院選が決まっているが、石破総裁では戦えないとする声が大きくなれば、任期途中の総裁選になる。自民党では予定も含めこの総裁選は本選挙(衆参選挙)前に選挙体制を決めるための予備選挙と化している。

米国方式の予備選挙が各党内での理解を得られやすいとすれば、この方式が日本の与野党でも事実上採用されてきたのも理由があることだ。日本の国政選挙では観念的なイデオロギー(「政治とカネ」とか)が選挙テーマになってきた。しかし、同じ党内で予備選をやるとなれば、より政策的な議論がたたかわされることが期待できる。現にこの九月の総裁選はそうなった。

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