ガザで中立を疑われている国連UNRWAの代わりに米国財団が住民に食糧配給を開始したところ、住民間で奪い合いの大混乱になった。配給する側も慣れないので手順を間違えたが、受ける側の奪い合いも非難されなければならない。
日本は敗戦後、政府は残った。その政府が米国などからの支援物資を配給して、混乱は皆無だった。日本人は大災害後の避難所での支援食料の配分も自主的に公平にできる。ガザと日本と、民族性の違いと言ってしまえば簡単だが、イスラエルは戦争に勝ってその占領地の生活に義務がある。その生活支援を受ける住民にも整然と並んで物資を受け取る義務はある。
戦争が終わっていないのではないか?終わっていないから、ハマス軍への物資の横流しが心配される。ガザ南部は掃討戦が終わったとのことなので、終戦宣言を出して、ハマス政府に替わる自治組織を作らせるべきだ。それが日本的な町内会でもよい。北半分は掃討戦中なので、住民は南部に避難させる。
露宇戦争のトランプ和平も「戦いが続いている」現状を理解しない試みだ。プーチンは「永遠に」戦う覚悟を示した(代弁)。この終戦からほど遠い現状で、第三国が終戦後の復興などを議論したら、プーチンから馬鹿にされる。まずは戦争を終わらせることに注力する。